浜崎あゆみに見るパーソナルブランディング術。

一昔前、私が中学・高校生の頃でしょうか。その頃、ブランディング(当時その言葉があったのかわかりませんが)を実践していたのは「松田聖子」さんでないかと思います。

ですが、この「浜崎あゆみ」さんは私と同じ年代、40代で日本のエンターテイメント界では、影響力のある女性だと思います。実は昔から彼女に興味がありました。私は民放テレビは数年見ていないので、彼女がテレビで歌っている姿はここ何年も観ていません。コンサートでの姿をネットで観たくらいでしょうか。でも曲はある程度知っています。

ブランディングは影響力に尽きる。ブランディングは常に感情面と切り離せない。可愛くありたい。綺麗でありたい。格好よくありたい。そして唯一無二の存在でありたい。それは彼女の歌、歌詞、スタイルにすべて現れている。

さて、本題に入ります。彼女は歌、ファッション、「浜崎あゆみ」本人すべてにおいて、ターゲットを絞りブランディングで成功させた日本のショービジネスの世界において有名な一人ではないでしょうか。

最近いつだか、ノンフィクション作家小松成美さん(数多くの著名人のルポタージュを書いています)が書いた本が売れ、そのドラマが放送されたようですが、それも彼女のブランディング力が功を奏しています。逆にいえば、顧客は彼女に対する価値に理解を深めようとするから、彼女にブランディング力があるのですね。

それにしても、この本とドラマに関しては、「浜崎あゆみ」のためといいますか、それはavexという企業のためでもあるようです(ここにもビジネスの裏事情があるようですが)。

そして、最近セレブ「浜崎あゆみ」が驚かせたのは、「舞台で歌い踊る彼女が、40にして子供を出産、さらに続けて第二子を妊娠」したこと。彼女は事務所のavexを支え、アメリカには豪邸と日本の芸能界にしては、セレブ「浜崎あゆみ」なのです。そんなセレブ「浜崎あゆみ」が手に入れていなかったもの、それは「子供」だったのでしょう。40にして二人、しかも年子の子供を作るというのは、一般の家庭では、まず「年齢的」なこと、そして「経済的」なことなどと容易に考えられることではありません。

彼女を多くの人が支えているのでしょう。

それもこれも彼女のブランディングによって、他を寄せ付けない、唯一無二の存在でありたい自分、ブランディングと言いましたが、彼女の「願い」でもあるのではと思います。

では、続いてブランディングとして大切なポジショニングについて考えます。ポジショニングはマーケットの人の心に自分の居場所を確保することです。彼女のポジションは「歌詞」ではないでしょうか。そこには、一貫性があり「自分の思いを書いた歌詞」により、多くの彼女のファンの心に存在しているといえます。

そして、彼女の創造性を創り出している「コンサート」での、ユニークな演出、華やかな衣装やバックダンサーとの演出が彼女のポジショニングと言えるのかもしれません。これはより強力なポジションに向けた戦略です。

いまだ誰も挑戦したことのない、彼女の挑戦が成功へと導いたと思います。

ここで付け加えたいのは彼女が「感情面でアピール」をしているのは、先ほども話をした「歌詞」ですが、もう一つ、SNSです。ビジュアルを大事にしている「浜崎あゆみ」ならではのInstagramは更新する度にちょっとした話題になっています。

浜崎あゆみのセンスは嫌いではないので、もうちょっとInstagramもアート的なものもあってもいいかなと思います。私ごとでした。

顧客の反応で、「浜崎あゆみ」の明確なポジショニングは価値の明確化となり理解を深めてくれるのがブランディングの一つになります。

やはり、顧客あっての彼女であることに違いありません。

わかっていただけましたでしょうか。ブランディングです。私もまだわかっていません。笑 

なので、彼女を題材に少し簡単に考えてみました。この一人の女性を書いていると、彼女のデビューから現在までのことを語ることにもなると思うので、ここで書くと、本になるまで書けるかわかりませんが、何ページも書いてしまいそうなので、まずはここまで。(太文字にしたところは、ブランティングのキーにある言葉です)

ありがとうございました。