おひとり様、幸せな老後を送るために。

夫婦の間でこんな話。

どっちが先に逝く?

おひとり様になるのはどっち?

早く逝ったもん勝ち。なんて話題。

でも、おひとり様にも幸せはある。しかもささやかな幸せが。

私の老後は狭い部屋でいい。狭い部屋で好きなものに囲まれて生活するのが最期の夢だ。

宝物はすでにいくつかある。大きなカシミアのブランケットに、会津塗の小箱。1900年頃のアンティークのランプに、エメラルド色のアンティークペンダント。一生物だ。

すでに幸せだけど、何も出来ない私はやっぱり夫より先に逝った方がいいのか。こればかりはわからない。

あなたは、おひとり様計画は出来ているだろうか。

まだ切実さはないけれど、決して遠い未来でもない。

それまでにお金はもちろん大切だが、いろいろなことに興味を持っておくといいかもしれない。

私の父は若年性認知症でまるで坂を転がり落ちるかのように逝ってしまった。

母はいま、おひとり様だ。でも、元気に動き回っているので身体の心配はないが、心が折れそうな時は支えているつもりである。

これだけは言える。幸せなおひとり様ライフを送るためには、健康第一なのである。

フィクションかもノンフィクションかもしれない話。(最終話)

暴力を振るった男はどうなったのか。

私は気になった。

目はうっ血し、あごにはこぶができてしまった。

大事な顔にそんなことをされても、なぜかその男が頭から離れなかった。

例の刑事さんから電話がかかってきた。

「警視庁刑事課の佐藤です。その後いかがですか?」

「その節はありがとうございました。あれから引っ越したんです。」

「そうですか!それが一番いいです。よかったです。安心しました。」

「あの、あの男はあれからどうしたんでしょうか……?」

刑事さんはあることを教えてくれた。それは、

あの男は傭兵をやっているのだか、やっていたのだかで、以前は某大手広告代理店で働いていたそうだ。そこでは、海外への転勤が多く、海外へ行くたびに傭兵へ志願し、大金を稼いでいたそうだ。

今は実家で暮らしているらしい。

なんだか私は安心した。

あの人は一体何だったんだろうか。なぜ私を色々なところへ連れて行き、裏の世界を見せたのか。

そんなことさえしなければ、いい男だったのに……。

(終)

ひらめきと直感で生きてます。

私は、ひらめきと直感で生きています。

ひらめいたら即行動。こういうこと書くと私という人間がアクティブな自由人のように思われるかもしれないが、その通り。

アクティブではないにしろ、ひらめいたら、後先あまり考えない自由人かもしれない。家族にはそう言われる。

ひらめいたら即行動。これが私。でも、これがいいとは言わない。家族や周囲の人は私を「おでん屋」と言う。

つまり、「きぶん屋」なのである。

了解しているから、またか、ぐらいにしか思われない。

そして、直感で行動します。

うまくいったらめっけもん。外した時のショックは大きい。けど、立ち直りもなんとか自分に言い訳してあきらめる。

諦め肝心。

でも、最近は私も変わったなあ。まず考えるようになってきた。

周囲のことを考えられるようになってきた。

開き直ることが出来る様になってきたのである。昔はどうしても納得のいかなかった生活も、今は心地よい。

意固地になってもつまらない。まっいいかあと言い聞かす。

すると、楽になってくる。

歳とったな。

でも「ひらめきと直感」は私のスタイルでもあるからなあ。

面白いのは男女の「間」

男女って、追えば逃げられるし、興味がないのに寄ってくるってないですか?

そんな距離感が滑稽におもえてきたりするんですけどね。そこでストップをかけられるあなたは素晴らしい。

それを越えるとややこしくなる。

そういう恋愛は若い頃たくさん?(嘘)してきたので、もう嫌です。

なので、男女は距離を保ちましょう。というお話。

でも、男って「追う生き物」なんですよね。本能で。

じゃあ女は?追われたいのかなあ。ちやほやされたい願望があったりしますよね。

わたしでしょうか。新入社員時代はありましたよ。願望がやっぱり。笑

で・す・が、ちやほやされた記憶がない!本当に。なぜなら、わたしより年下の女の子がいたから。

でもわたしは追われるより、追いたい派なので、あまり気にしませんでしたが。

でも、わたしみたいなのが一番タチ悪い。

先ほども言いましたが、男は追う生き物。

わたしみたいに追われるより追いたい女は、どうにもならないんです。散々な結果が待っています。

ということで、男女間の距離はうまく保ちたいと思うわたしです。

もう立派な?大人ですし。あまり雰囲気にのみこまれずいきたいものです。

器用に生きたいなあ。笑

春眠暁を覚えず

眠い。とにかく眠い。気持ちよくて寝てしまう。

風は強いけれど、花は散ってしまっただろうか。

愛犬のいびきが、まるで子守唄のように聞こえる。

つい最近チャットをしていたら「変な音がするよ」って、うちの可愛いワンコのいびき。しっかり音が拾ってた。

眠い時は思いっきり寝るに限る。

あったかいものを飲んだり、エナジードリンクを飲んでみたり、誰かとおしゃべりしてみても、眠いものは眠い。

あの人のことを考えていると、まるで包まれているように気持ちよく眠ってしまう。

だったら、寝るに限るのだ。私はこの時期、眠くて仕方がない。

春の空気は苦手。いっそ暑くなってくれればいいのになあ。と思いつつ、

あの人との出会いを待ち望んでいたりする。

夢の中で笑顔が見れる。わずか数分の眠りでしかないのに、声が聞こえる。

ふと目が覚めると、鳥のさえずりだった。

フィクションかもノンフィクションかもしれない話。(12)

私の顎には、首を絞められた時にできた、こぶが、顔にはアザが残っていた。

今度こそ被害届を出そう。そう決めていた。

最初は年配の警察の人にいろいろ質問された。つまり、ここまでことが大きくなったのは、私が悪い。と言わんばかりだった。まるで説教だった。

被害者の私がなぜ説教?納得のいかない話ばかりだった。警察へ来てまで説教?

次に話しかけてきたのは、女性の警察官だった。おそらく女性には女性が話しやすいということだったと思う。

ところが今度は若い刑事が来た。まるで私が加害者のように、次から次へと立ち替わり入れ替わりやってきた。

しまいには、警察署のトップらしき人が私の様子を見に来た。

どうしてマスクをしているのか、と私に上からものをいうように質問をしてきた。

私は「マスクをしていると安心なんです」と言いながら、外してみせた。

最後は、さっきの若い刑事が落ち込んでいる私に話しかけてきてくれた。面白い人だった。

結局最後はこうだった。

「訴えることはできますが、時間もかかるし、あなたが嫌な思いをするだけですよ」

愕然とした。警察は、面倒な「小さな出来事」で、助けてくれたりはしないんだと。

帰りは若い刑事が名刺をくれた。「何があったら、私に連絡ください。私からも、様子を聞かせてもらいたいので電話します」名刺には「刑事課」とあった。

帰りは送ります、と女性の警官が言ってくれたが、事件が起きたのか、私どころではなくなったようで、ひとりで帰った。

フィクションかもノンフィクションかもしれない話。(11)

「あけろよ!」

怖い。警察に電話しよう。握りしめた携帯で110番通報した。

「いいから早くあけろ!」

今度はドアを蹴ってきた。

どうすることも出来ず、仕方なくドアを開けた。彼は案の定部屋へ怒鳴り込んできた。

しかし、彼の横柄な態度に、だんだんと頭にきた私は、思わず怒鳴り返し、頬を引っ叩いた。

彼はさらにキレた。私の頭を殴り、ベッドに押し倒し、首を絞めてきた。

殺される……。どうなってもいい。私ももうまともでなくなっていた。

「殺せばいいでしょ!」

「心配するな。この程度じゃ死にゃあしないよ」彼はそう言って鼻で笑った。

すると、家に警察官が来た。

私は警察官に「この人を訴えたいんです」と言うと「事情は署で聞きます。あなたはいいですか?」彼に動意を求めると、「はい、構いません」彼は淡々と言うと、私と彼は別々に話を聞かれることになった。

私はマスクをし、警察へ行った。警察署のフロアの奥にある狭い一室に通された。年配の警察官と女性の警官が私がまるで、悪いことをしたかのように冷ややかなな質問をしてきた。

フィクションかもノンフィクションかもしれない話。(10)

彼にやっと電話が繋がった。

クレジットカードの件を話した。彼はイラついた様子で、闇金融の会社と「私のせい」にしてきた。確かに私は一度、カードのキャッシングの限度額30万円を貸して欲しいと言う申し出を断った記憶があった。

私のせい?!当たり前のことをしただけだ。

私は、彼が謝り、お金を返してくれることを期待し、話をしたかったのだ。

それだったら、私は、理由によっては代わりに80万円を彼のために返そうとしたのだ。それが、私のせいだなんて。

「とんでもない!どうして私のせいなの?!」私は思わず声を荒げた。

「社長がお金を持って逃げたから、お金が手に入らない」その一点張り。

なんだか、上司の奥さんが病気だという話も、すべて嘘のように思えてきた。

「本当に社長は逃げたの?上司の奥さんは本当に病気なの?」

彼は怒鳴り出した。「そうだって言ってるだろ!何か?俺が嘘でも言ってるとでも思っているのかあ?」

「でも人のクレジットカードを盗んで80万円も使っていたなんて、犯罪です!」私も思わず頭にきて怒鳴ってしまった。

彼の話し振りは、ほとんどヤ●ザだった。

私は急に背筋が凍った。私は彼となんとか和解がしたかっただけなのだ。

でもやっぱり警察に届け出ればよかった。

「わかった。これから金もって家に行くから待ってろ」

彼は人が変わった。自分がしたことを棚にあげ、怒鳴り込んでくる勢いだった。

なぜ私が?なぜ私がこんな怖い思いをしなければならないのだろう。

しばらくすると、彼はインターホンも押さずにドアを叩いて来た。

フィクションかもノンフィクションかもしれない話。(9)

利用明細はすべて、六本木ヒルズの駐車場になっていた。

恐怖の中で慌てて、カード会社に電話をした。

対応はこうだった。

「まずお客様が、カードを利用されたことを警察に通報してください。そうされましたら、ご利用額は補償させていただきます」

要は、他人のカードを勝手に利用したわけだから、窃盗になるんだよな。警察に言うのは簡単だけど、人を犯罪者にするのは、なんだか考えてしまう。

とりあえず彼にことの真相を聞かなきゃ。

だが、電話にいっこうに出ない。

諦めて考えた。ふと、彼のヤミ金会社の上司の奥さんの話を思い出した。

あの話が嘘だとしても、病気の人や、もらえる年金も少なく、しかたなくヤミ金業者からお金を借りているお年寄り、いわゆる「弱者」の身代わりになっているとしたら……。

彼の大変さに少し同情してしまった。

結局、警察には通報せずに、代わりに貯金で支払うことにし、彼から少しずつでもかえしてもらうことに決めた。

それだけ彼を信じていたのだ。

でもそれが裏切られるとは。

「夢のために楽しむ時代」

さらなる二刀流を目指す大谷翔平選手、ショパン国際ピアノコンクール2位で自ら事務所を経営し指揮者を目指す反田恭平さん、ユーチューバーのピアニスト角野隼人さん、羽生結弦さんら、いずれも26、27才のインターネット世代です。

これからは、彼らのようなデジタル世代が、これからの日本の未来を担っていくと思います。

これこそ、私が精神障害者に求めたいことなのです。

「好きなことに高い目標を持つ」

無理だと思っていいのです。無理なことを、どう楽しく達成していくか。高い目標を達成する自分を想像することで、他人とは違う自分なりの楽しみ方を見つけていくのです。

最初にあげた彼らに共通しているのは、常に「上を目指している」ことです。

でもそれは、不安がそこにあること、出来ないと思うこと、楽しくないことを高い目標としているわけではありません。

彼らは、何より「楽しいと思えること」を「目標」を高く持ち、広く目指し努力しているのです。

では、その「楽しい」ということは何か。

誰もやっていない、「未知の世界」なのです。

そして、それに向かう「誰もやっていない努力」なのです。

達成感に心が湧く自分を想像してください。「何か」考えてみたくなりませんか?