60・70・80歳になっても、夢を持つこと。ちなみにサステナブル 、ももちろん大切ですが……。夢を持たなければ、サステナブル もただの理想でしかならないのかもしれません。
数年前、ある福祉事業所にいる時に、お世話になったインストラクターの方から久しぶりに、少しお話を伺うことができました。
50歳の時に、残り10年何をするか考える、と言う研修があったそうですが、その時のお話をこうお話しされたのです。
『3日間の研修でそのことだけを考えて出した結論が、私が今までに得たものを使って世の中に役立つことをやろうと。それと同時に、少し大げさな言い方になりますが、私の名前を世の中に残せたら幸せだろうということも考えました。当時の記録を見ると「本を出したい」というようなことも書いてあります。 そこからはどうしたらそんなことが出来るか色々調べました。社内にはハヤブサのような宇宙機を作っている人のように最先端の技術に携わている人がたくさんいて、そのような仕事をしている人ならそのままそれをまとめれば本が書けます。しかし、私の仕事は既に コモディティになってしまったコンピュータでしたのでそれも難しいです。そんな状況で見つけたので、若い人を教える仕事でした。最先端が無理なら底辺を狙えかな。私は昔から人にものを教える仕事は向いてないと思っていて教職過程も全く取っていません。こんなことならマスタかドクター等、もう少し上まで行って置けばよかった今では思っています。 話が脱線してしまいましたが、「自分の力を世の中に役立てたい」でしょうか。』
とても素敵なお話しを聞くことができました。実際、この方は、ご自身の名前が出ている本を出しています。ネットで調べると、ちゃんと名前が出てきます。
夢見ている通りの人生が送れるかどうかなんてもちろんわかりません。柔軟な考え方とはどんなものごとにおいても必要になります。そこで夢を持っている人というのは、たとえ夢見ていたことと現実が違っていても、受け入れることができるのです。なぜでしょうか。
自分の将来を見据えることができるのは、独自の視点で柔軟な発想ができるからで、そのような人はまた次へと思考と行動を変えることができるのです。
いくつになっても、夢を見て、それに向けて実行していける人でありたいです。
