痛い、六大学野球の思い出。

私は六大学のどの大学にも行っていません。けれど私はいつも友達に誘われて、明治神宮野球場になぜか「東京大学」の出る試合にばかり足を運んだことがあります。当時私は野球にも、六大学野球そのものにも興味がなかったので、誘われるがまま行きました。私の記憶が間違えていなければ、東大は最下位で、毎回負けていた印象があります。

友達はなぜその「東京大学」の応援だったのでしょうか。あとになり、答えがわかった気がしています。本人に事の真相を聞いたわけではないので、あくまでも私の推測ですが。

そうやって毎回試合を観に行っていると、だんだん周りで応援している人の顔に意識がいくようになりました。応援団やチアリーダー、特にチアリーダーの女の子は、とてもかわいい「東大生」がいたのを覚えています。

いつからか、私は東大の応援団長さんと何回か電話でやりとりをすることになっていました。(いきなり話が飛躍してしまいすみません)ちなみに彼は鳥取から上京してきた法学部の学生さんで、細面のハンサム、今でいうイケメンでした。

ここまでは良かった。笑 そして、デートをする約束になっていたのですが、なんだか話が噛み合わなくなってきたのです。彼はマウンティングしてくるようになってきました。当時の私は東大生相手に、自分の主義主張なんて言えませんでした。というか、私も自分は下になることで逃げていたのかもしれませんね。なので、彼もきっと、私をつまらない女の子に思えてきたのでしょう。

彼はショッキングなことを言ってきました。私の友達の方がいいから、もう電話も会うこともないと。私は友達にそのことを伝えました。その後2人は会った、と言っていました。私「……」。

まあ、今だから笑って話せることですが、その時は人間不信、といいますか、「高学歴の人って、こんなもの」と思っていました。今は思っていませんが。笑

その友達は、弁護士と結婚したと聞きました。それでなんとなく納得したことは、私を東京大学の試合に誘ってきた理由です。ステータスのある人と結婚したかったのかと。それについて、私は彼女に真相を聞いたわけではありません。

彼女に幸あれ!

ところで、彼は今何しているんだろ。今なら主義主張できるよ。と応援団長をしていた彼に言いたい。

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