本物のホスピタリティに必要なのは、見た目の豪華さだけではない。
私は岐阜にある「源泉かけ流し」などを売りとしているあるホテルへ行ってきた。私が考えるいい宿には、ホスピタリティ、つまりおもてなしがあること。これについては人それぞれ感じ方があっていいと思うのだが。
ではそのホテル、そして私たち(5人)をもてなしてくれた「社長さん」に私が感じたことはおそらく4対1で、少数派の意見かもしれないことをあらかじめ書いておく。
私の考えるホスピタリティとは「何か」が違っていた。掛け流しの温泉、豪華な食事、広々とした部屋に、東京ドーム6個分の大自然に数十戸はあるお洒落なコテージ。絵に描いたようなゴージャス感はあるが、社長さんの話を一部聞いていて気づいた。ゴージャスなのは、海外の一流と言われるホテルへ行き、その目で見た豪華さを寄せ集めたゴージャスでは……?
ホスピタリティとはおもてなしだが、サービスではない。たしかにご招待でご相伴にあずかった身としては、「ひどいことを言うもんだ」となるだろう。私はいつか、普通の客としてこのホテルへ行ってみたいものだ。どの様な接客をするのか、見てみたい。
本当のホスピタリティとは何か、社長さんが海外に行き、小さなコミュニケーションに目を光らせ、上から目線ではないおもてなしの心を大切にして欲しい、というのが私の本当の感想である。客がどんなひとであれ、大切な思い出を作るのがホテルの役割なのかもしれない。今回正直、私自身のなかで「どうして私は「凄い!」と、他の方々のように思えなかったのだろう」そう考え続けた。
さらに書けば長くなることで、人物考査が書けなかったこと、この記事は事情により、割愛した部分が多かったことは残念だったが。またどこかで、書く機会はあるだろう。
私は、温泉宿か、ホテルかわからないが、出来れば取材してみたいと思った。
