昨日は美容室へ行ってきた。「六本木にある美容室」だと、お金持ちなのだろうか?というのも、帰り道「お友達」と電話で話をした中で、そんな話が出てきた。しかし、その彼の話は、おそらく今後とても興味深い話として、聞いていた。
さて、肝心な美容室だが、私はどうも美容室へ行くと挙動不審になる。以前にも似たようなことを書いたが。まず私は美容師さんとの会話が噛み合わない。というか、合わせようとしない。美容室での過ごし方は人それぞれだと思うが、私は、美容師さんのハサミのさばきに目を奪われるか、けやき坂の青々とした木々を眺めているのが好きなのである。ところで、毎回なのだが、美容師さんは私に「なに線で来てるの?」「……、いやあ、浅草線だな」あとから考えれば、つまり「六本木は、大江戸線と日比谷線があるが、なに線なのか?」おそらくそういう問いだったのだろう。私の浅草線に、笑いながら「浅草線ね」と頷いてくれた。美容室へ行くとどうも、アタマが働かない。だから、いつも必要最低限のことしか話せない。
なーにが六本木だ。と思われようと、私はそこの美容室は10年ほど通っていて、担当してくださる方もスペシャリストだ。もちろん指名が必要な方だ。要は私はいちいち指名しなくても大丈夫。つまり顔パス??……やめよう中途半端な自慢話になりそうだ。今回も思い通りの髪型にしてくださり、有り難い限り。
俳優の中尾彬さんとすれ違った。薄いピンクのジャケットが、いかにも一般人ではない雰囲気を醸し出していた。そういえば昔、東京ミッドタウンの脇の道を挟んだ店に、志村けんさんが談笑していたのを見た。その店も今はもう無くなっていたし、志村けんさんも……

なんだか、林真理子のエッセイのような書き方になってしまったが、いや、一緒にしてはいけない。林真理子風なら許してもらえるだろうか?
