「谷根千」ではないけれど、老舗の店が多い。人形町は好きである。人形町といえば、今半だろうか。もちろん人形焼もそう。重盛永信堂の人形焼は美味しい。他にもゼイタク煎餅という名前のピンズ煎餅も美味しい。
私はなんといっても、ニッキが香る壽(ことぶき)堂の「黄金芋こがねいも」が好きで、買いに行くと、なんとも言えない昔の店がそのまま残されているようで、タイムスリップしたみたい。明治17年創業の老舗和菓子屋。
古いといえば、1576年創業の老舗和菓子玉英堂のどら焼きがある。
行ったことはないが人形町の料亭よし梅では、文楽や落語などが観れるそうで、とても気になるところ。
まだまだ人形町にはまわってみたい店がある。京粕漬魚久は、デパートにも販売店のある高級粕漬屋だが、朝早く行くと、切れ端などが安く買えるのだそう。朝8時頃から行列ができるそうだ。素材は一緒だからかなりのお買い得である。
1760年創業、玉ひでの鳥料理専門の店も有名。
人形町には時空を超えた、昔ながらの「老舗と呼べる造りの店」がありものがあり、楽しめる街である。
これは余談だが、昔、日本橋浜町に住めるかもしれない、という時があった。ちょっと後悔している……かな。

